書籍辞書
いまどきワーホリに紙の辞書を持っていく人はいないので紹介を省こうと思ったのです。
ですが!
単語帳として最適の辞書が2015年11月に発売されていたので、一つだけご紹介。
ネイティブが話す単語量は1日大体1500単語で過ごしているというのは有名な話です。
では1500単語おぼえれば日常会話が務まるのかといえば、そんなわけないですよね。
日本語でも「スリッパ」という単語を使う日もあれば使わない日もあるでしょう。
でも知ってますよね。日本語の「スリッパ」という単語。
そうなんですネイティブの英語だって必要ある単語だけをしゃべっておおよそ1500単語を毎日使っているわけで、日常生活に使われる単語総数は1500どころじゃないんです。
では私たちはどれくらい単語数を頭に入れればいいのか。
まず、基礎単語として我々が中学3年間で習う単語は2500語程度あります。
これだけの単語を使えればおおよそネイティブ6歳児程度の単語数なので日本でいう小学1年生くらいの知識量です。まぁ英語学習者は幼児語(ブーブーやマンマなど)を飛ばすので、知っている単語に偏りがありますが、語彙数という意味では同じです。
人間の発達段階として、10歳くらいまで平均は年齢×年齢×100の単語数を学習します。そこから先は本人の学習次第ですが、(詳しくは関連記事:今日の英語やる気10倍!ネイティブ7歳までの英語力!)
ではネイティブの大人の語彙数は?
日本人の大人で、大体50000語の語彙数を持っているとのことなので(ソース※地球学校より)、同じようなものだと考えると、10000語で約20%の達成率となります。
なおワーホリを1年間終えた人の平均値は10000単語に到達しません。ワーキングホリデー1年でどの程度英語話せるようになったの?10000単語はざっとネイティブ10歳程度の単語力ですが、ネイティブが10年間で得た語学能力を外国人が1年間で並ぼうというためにはどれだけの努力が必要かを考えるとそれだけの努力ができる人が何%いるかは大体想像できるのではないでしょうか。
では10000単語の能力とはどの程度なのか。逆に考えてみましょう、私たちが知っている用語の20%を理解する外国人と考えると、
食生活、冷える、無責任という単語を知っていて、
波しぶき、企てる、勃発という単語を知らないレベルです。
会話には十分でしょう。きっと生活も困らない。
でもテレビのニュースは何言ってるかわからないでしょうね。きっと。
これ十分な語学力でしょうか。人によりますが半分程度の人はここで自分にOKを出すんじゃないでしょうか。だってコミュニケーションに困らないし、知らない単語を質問して答えを理解する日本語力には十分です。
では50%ではどうか。
波しぶき、企てる、勃発という単語を知っていて、
モラリスト、あばら屋、耳新しさという単語がわからないレベル。
これもう誰にでも十分な日本語力といえるんじゃないでしょうか?
まぁ日本人ならこれくらい知っていて当然だ!という人とそうでない人に分かれると思いますが笑、私の基準では外国人であればネイティブの50%の語彙で完了と考えます。
とすると目指すべき到達点は25000単語。
生活に困らないけどテレビが見れない単語数は10000単語程になります。
なお日常生活が出来る最低限度の単語数は3000単語です。
関連記事:すべての英語学習者が通る道!英語が喋れる最低限度の単語数とは!?
で、ですね。
あるんです!
なにが?笑
英単語の到達点(約2万5千語)を1冊にまとめたものが!
辞書なんですけど。
大人が英語をやり直すことをコンセプトに2015年発売された大人のための英語学習辞典です。
語彙数を絞りに絞って英和で15000語、和英で19000語
これは最高な掲載数ですよ。
しかもページ数がほかの辞書とそう変わらず、減らした語彙数の分、解説や例文を豊富に掲載している。
つまりわかりやすい!
これです。
日本人が勉強する英単語はこれで全て。といっても過言ではない。
かねてより私が探していた「日本人の英単語、到達点」が1冊にまとめられていました。
もうね即ですよ笑
プログレッシブ 大人のための英語学習辞典 | ||||
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この辞書に載っている単語をすべて学習するとこが外国人としての英単語の到達点です。
進化している英語辞典の世界、ぜひ、実感してください。とのこと
あ、辞書としては微妙です。ワーホリ行く予定の人はこれくらいの語彙数では新聞等の翻訳やちょっと難しい話題の英作文に全然間に合いません。上級クラスに入るころには普通に新聞とかニュースとか訳しますから。軽く4倍の語彙数の辞書が必要です。
これは辞書風の単語帳です。
では、よい英語学習を!